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新たにビジネスを始めたいと考えたときには資金調達の方法を考えなければなりません。事業用の資金を手に入れる方法としてよく用いられているのが銀行からの融資です。個人事業主でバーチャルオフィスを利用してビジネスをスタートしたときに、心配なのが「バーチャルオフィスでも銀行から融資を受けられるのか?」です。開業資金や運転資金はとても節約できるバーチャルオフィス。しかし創業時に審査が通らずに金策に苦労するのは避けたいところです。バーチャルオフィスでも融資は受けられるのか?解説していきます。
数年前までは起業するときには実際にオフィスを賃貸していました。しかしインターネットの登場により誰でも手軽に起業できるようになった現在。オフィスが必要ではなくなってきました。この場合はたいてい自宅で仕事をするわけです。実際に事務所を構えていないと銀行から融資を受けるという点では不利になっていました。
しかし近年ではこういう考えも見直されてきたのです。なぜならオフィスを賃貸するほうが資金をつかってしまいますよね。オフィスを賃貸したために、初期費用や家賃として資金が目減りする事業主。オフィスを賃貸していないため初期費用や家賃が資金から減っていかない事業主。どちらが回収しやすいのか?明白ですよね。このような考え方も少しずつ出てきました
バーチャルオフィスを利用すると都会の一等地に住所を借りて事業を行えるようになります。実際にはオフィス自体は存在していないので事業は別のところで行う必要がありますが、銀行 融資を申し込むときにはその住所を使用することが可能です。
バーチャルオフィスで融資を受ける際には、メリットとデメリットがあります。
それぞれを見ていきましょう。
まず、メリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
◆低コストでオフィスを構えることができるため、資金繰りに余裕ができる
◆住所や電話番号などの連絡先が安定するため、信用度や信頼性が高まる
◆バーチャルオフィスの運営会社や他の利用者とのネットワークが広がるため、ビジネスチャンスや情報収集がしやすくなる
◆バーチャルオフィスの運営会社が融資のサポートや紹介をしてくれる場合がある
◆実際にオフィスを持っていないため、金融機関からの信用度や安定性が低く見られる可能性がある
→バーチャルオフィスであること及び、自宅で仕事をしていることを正直に伝えること
◆バーチャルオフィスの住所が他の利用者と共有されているため、個別性や独自性が失われる可能性がある
以上のように、バーチャルオフィスで融資を受ける際には、メリットとデメリットをしっかりと把握しておく必要があります。また、バーチャルオフィスの選び方や契約内容にも注意しましょう。
実際に事務所を借りているか?バーチャルオフィスを使っているのか?これはさほど重要ではなくなってきました。銀行が行う審査の基本は貸したお金の利子を払い続けることができ、最終的には完済できるようなビジネスモデルが構築されているかに焦点が置かれます。その上で確かにその事業を遂行できる事業主なのかを判断し、融資の可否を決定するのが一般的です。
以上の理由からバーチャルオフィスを使って起業しても融資の際には不利になることは少なくなってきています。バーチャルオフィスを使って起業すると、事務所を賃貸して起業する場合と比較すると利益率が高いと言えます。逆に初期費用や固定費用を大幅に節約した堅実経営であることをアピールしましょう。しっかりとした売上計画を盛り込んだ事業計画書があればバーチャルオフィスの住所でも問題ないのです。また近年ではリモートワークという働き方も浸透してきているため、融資する側から見ても徐々に抵抗感は少なくなって来ています。
バーチャルオフィスで融資を受けるためには、書類や条件だけではなく、実際に融資を受ける際のコツやポイントも知っておくと良いでしょう。ここでは、実際にバーチャルオフィスで融資を受けた方の声や専門家のアドバイスなどを紹介します。
【1】資金調達の目的や計画を明確にする
資金調達の目的や計画を明確にすることは、融資を受けるための基本です。バーチャルオフィスであっても、金融機関はあなたのビジネスモデルや将来性を評価します。そのため、資金調達の目的や計画を具体的かつ現実的に示すことで、金融機関からの信頼を得ることができます。
【2】バーチャルオフィスのメリットをアピールする
バーチャルオフィスであることを隠す必要はありません。むしろ、バーチャルオフィスのメリットをアピールすることで、金融機関に対してプラスの印象を与えることができます。例えば、バーチャルオフィスであることで、コストを抑えて効率的にビジネスを展開できるということや、バーチャルオフィスの運営会社や他の利用者とのネットワークを活用できるということなどをアピールしましょう。
【3】バーチャルオフィスの選び方や契約内容に注意する
バーチャルオフィスの選び方や契約内容によっては、融資の審査に不利になる場合があります。例えば、バーチャルオフィスの住所や電話番号が他の利用者と共有されている場合や、バーチャルオフィスの契約期間が短い場合などは、金融機関から個別性や安定性が低く見られる可能性があります。そのため、バーチャルオフィスを選ぶ際には、以下のような点に注意しましょう。
・電話番号が他の利用者と共有されていないか
・契約期間が長く、更新も可能か
・運営会社の信頼性や実績が高いか
・融資のサポートや紹介をしてくれるか
以上のように、バーチャルオフィスで融資を受けやすくするコツは、資金調達の目的や計画を明確にすること、バーチャルオフィスのメリットをアピールすること、バーチャルオフィスの選び方や契約内容に注意することです。これらを実践することで、バーチャルオフィスでも融資を受ける可能性が高まります。
メガバンク3社と呼ばれる、三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行などからは、いきなり融資を受けるのはやはり難しいです。初めは日本政策金融公庫からの融資を検討しましょう。新たに事業を始める方や事業を開始して間もない方に無担保・無保証人でご利用いただける「新創業融資制度」があります。次に京都商工会議所へ相談すると融資を受けられる確率はさらに上がります。
バーチャルオフィスでも融資を受けられる可能性がある金融機関や制度は、以下のようなものがあります。
創業・事業拡大支援制度とは、国や地方自治体が主催する制度で、創業や事業拡大に必要な資金調達を低利で行えるようにするものです。例えば、中小企業庁が実施する「創業・新規事業展開支援事業」や「中小企業・小規模事業者等経営強化法に基づく創業支援」などがあります。これらの制度では、バーチャルオフィスでも融資を受けられる可能性がありますが、審査基準や条件は厳しくなります。そのため、ビジネスプランや事業内容、収支予測などを詳細に説明することが必要です。
民間金融機関とは、銀行や信用金庫、信用組合などの一般的な金融機関です。これらの金融機関では、バーチャルオフィスでも融資を受けられる可能性がありますが、審査基準や条件は厳しくなります。そのため、バーチャルオフィスのメリットや安定性をアピールすることや、担保や保証人を用意することが必要です。
メガバンク三行と比較すると地方の信用金庫などのほうが、融資を受けやすいです
フィンテックサービスとは、インターネットやスマートフォンなどの技術を活用して、金融サービスを提供するものです。例えば、クラウドファンディングやソーシャルレンディングなどがあります。これらのサービスでは、バーチャルオフィスでも融資を受けられる可能性がありますが、利率や返済期間などは高くなります。そのため、リスクやコストを十分に考慮することが必要です。
以上のように、バーチャルオフィスでも融資を受けられる可能性がある金融機関や制度は、いくつかあります。しかし、それぞれにメリットやデメリットがありますので、自分のビジネスや資金調達の目的に合ったものを選ぶことが重要です。
バーチャルオフィスで融資を受けた実例や体験談は、参考になるものが多くあります。ここでは、バーチャルオフィスで融資を受けた方の声や感想をいくつか紹介します。
◆Aさん(ITコンサルタント)
バーチャルオフィスで創業・新規事業展開支援事業の融資を受けました。バーチャルオフィスの運営会社が事業計画書の作成や審査のサポートをしてくれたおかげで、無事に300万円の融資を受けることができました。バーチャルオフィスであっても、事業内容や将来性がしっかりと伝われば、融資は可能だと思います。
◆Bさん(ウェブデザイナー)
バーチャルオフィスで銀行からの融資を受けました。バーチャルオフィスの電話番号が他の利用者と共有されていないことや、契約期間が長いことをアピールしました。また、担保や保証人も用意しました。審査は厳しかったですが、200万円の融資を受けることができました。バーチャルオフィスでも信用度や安定性を高めることができれば、融資は受けられると思います。
◆Cさん(英会話教室運営者)
バーチャルオフィスでクラウドファンディングの融資を受けました。バーチャルオフィスのメリットやビジネスモデルを分かりやすく説明しました。また、バーチャルオフィスの運営会社や他の利用者とのネットワークを活用して、支援者を増やしました。目標金額の150万円を超える200万円の融資を受けることができました。バーチャルオフィスでもユニークなビジネスやサービスを提供できれば、融資は受けられると思います。
以上のように、バーチャルオフィスで融資を受けた実例や体験談は、様々なものがあります。これらを参考にして、自分に合った資金調達の方法を探してみましょう。
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