【番外編】職場ではなく歯科大学研修時代の話
この話はつい最近まで学生だったころにあった本当の話です。
ぼくは歯医者志望ということである大学の歯学部の学生だった。
歯学部だけでなく医学部など6年制学部は、
5年時から1年間以上の臨床実習が義務化されている。
その際 グループで行動し、実際に患者の治療様子・いろいろな症例を見て回るのだ
ぼくは
7歳年上男性 太郎さん(仮名)
9歳年上女性 花子さん(仮名)
彼らと同じ3人グループになった
(彼らは2つ上の学年で留年してぼくと同じ実習グループになった)
当初は、ぼくも「色々教えてくださいね!」ってな感じで彼らと接していた。
そんなわけで、実習が始まった。
花子さん
「ねーねーカサタくん(私)ちょっと太郎の書いたレポートみてよ」
といって太郎さんのレポート見せてくれた
見るとそれぞれの項目に
「?」 とか 「\(^ω^)/」 とか書いてあった。
ぼくカサタ
「www やばいっすねwwこのレポートww」
携帯メールの顔文字などが大学のレポートへ書いてあるのだ
花子さん
「でしょう!やってらんないよ」不機嫌な花子さん
ぼくカサタ
「まあ書き方がよくわからなかったんじゃないですか」
花子さん
「私もそうだけど去年も同じ学年だったんだよ!!何をいまさら」
昨年も同様のレポートを提出していたようだ
ぼくカサタ
「これからのこともあるし仲良くして太郎さんに教えてあげてくださいよ」
花子さん
「え~」
花子さんはレポートの書き方を太郎さんに教えてあげたくない感じ
ぼくカサタ
「どんな患者ですか?花子さんのレポート見せてくださいよ」
嫌々レポートをぼくに見せてくれた花子さん
何と彼女のレポートには、ほとんど全ての欄にこんなことが書かれていた
「特記事項なし」
心のなかで
『 あなたも人のこといえないよ 』と思ったぼくでした。