顔の怖いおっさんシリーズ~その2
前回からの続き ~その1~
今日も私は顔の怖いオッサンと営業に出かけました
会社の車を私が運転し、営業先までオッサンと二人でドライブです
それは赤信号で止まっている時に起こってしまいました
キーッ! ドンッ!!
まさかの後ろから追突!! オカマを彫られてしまったのです。
幸い、二人とも、ケガもなく、動けるのですが
私はビックリして、動揺しています
さすが年の功かオッサンが
「大丈夫か?落ち着け!!ブレーキ踏んだままだぞ!!
サイドブレーキかけて、エンジン止めろ!!」
テキパキと指示をくれます。
路肩に寄せたいとこですが
私が初めての事故でテンパってるのが、わかったのか、
オッサンが
「降りろ。俺が寄せる。その前に相手の無事を確認だ!!
まぁ軽くぶつけられただけだけどな」
そういえば相手も動いてません!!
私達は車を降りて相手を確認しました
降りると若い女性がハンドルを握ったまま固まっています!!
オッサンが
「大丈夫か?ケガはないか?」と、ドアを開き、声をかけると
女性は震え、泣きながらか細い声で
「ごめんなさい…ごめんなさい…勘弁してください…
弁償はしますから…お願いします…」
オッサン
「え?大丈夫?路肩に寄せられる?車から降りれる?」
女性は
「いや、このままでいいです…本当に弁償しますから…勘弁してください」
オッサン
「貴方何言ってるの?危ないから一度降りなさい。
私が路肩に寄せるから」
オッサンが降りるように促すと
女性
「イヤーッ!!助けてー!!キャー!!誰かー!!」
オッサン・私
「何?何!?大丈夫ですか!?」
私達はケガをしてるものと思い、救急車を呼ぼうとしました
するとオッサンが電話をはじめたと同時に
女性
「警察に電話します!!」
と言ったかと思うと車のドアを中からロックしました!!
オッサン
「???」
私
「あ、そういうことか…」
急に冷静になった私は
外から免許証を見せ、誤解をとく事ができました
幸い、警察には電話する前に誤解を解きました
オッサンはなかなか事態が飲み込めず、オロオロしていました
まぁ50年くらい普通のオッサンとして生きてきたため、
自分の容姿が与える影響をまだ理解していないようです
私の誤解をとく様子を見て
オッサンは理解したらしく、かなり傷ついていました