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とある社員が退職することになった

送別会の幹事を任されたKくん。はっきりいって大役である。

店を予約して、人数と予算を管理するKくん。

ここまでは順調な幹事っぷりである。

しかし普通に飲み食いするだけでは面白くない。

Kくんは考えた。

そして、Kくんは、

その社員へサプライズプレゼントを用意することにした

事前に各参加者からプレゼント予算として500円を徴収するKくん

そして何を買うか？

悩んだ末にプレゼントを購入したKくん。

Kくんは何を買ったか？？？

残念ながら、購入した商品はオチではない。

Kくんは名刺入れを購入した、なかなかよい選択である。

花束も買った。　クラッカーも買った。

準備万全である。　しっかり幹事をこなしているので、感心する私。

そして送別会の当日を迎えた。

会社の飲み会ってやつは、だいたい時間通りには始まらない。

みんな仕事があったりで、30分くらい遅く始まるのがよくあるパターン。

遅刻してくる奴ばかりなのである。

私とKくんと退職する社員はとりあえず先に店へ行くことにした

3人でみんなを待つことにしたのだ。

そこで事件は起こった。

席に座った我々3名。　まだ我々以外は誰も到着していない。

座るやいなや、Kくんが、どや顔で一言。

Kくん

「○○さ～ん。今までお疲れ様でした。

ぱんぱかぱーん。プレゼントでーす！」

そしてクラッカーをパーーーーン！！

Kくん

「新しい職場でもがんばってくださーい。どうぞ！！」

な、何とKくん、サプライズプレゼントをいきなり渡してしまったのである。

宴の開始前にである。

待て待て待て！！！

まだ送別会は始まってないやろ！！！。

つうか他の社員はまだ店に来てないやんけ！！！

もちろん

ドリンクもまだ注文してない。　乾杯もまだしてない状態です

あ！　おしぼりと水もまだ来てませんでした

退職する社員と私が呆然としたのは言うまでもない

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エリートしくじリーマン血風録

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