職場の面白い人たち
職場であったおもしろエピソード~51~

祖母を病院に連れて行こう



趣味がパチンコであるしくじりーマンFくんのお話。

最近遅刻の増えてきたしくじりーマンFくん

社会人は毎日時間通りに出勤するのが大原則である。

 

そんなFくんからある日の相談

 

Fくん

「明日 おばあちゃんを病院に連れて行くので

出勤が夕方くらいになります よろしいでしょうか?」

少し考える。いや しかしそれはアカンやろ。

 

それで重役出勤を許していたら、

おばあちゃんを病院に連れて行くというのが

大義名分 ・ 錦の御旗になってしまう

※決して ウソだと、疑っているわけではありません

まさにおばあちゃんを病院に連れてったもん勝ちかい!!!てな状態である。

それがアリなら遅刻・早退し放題・休み放題になってしまう。

たまになら仕方ないが、頻繁になるのはよくない。

これは

「親戚の葬式、いとこの葬式」などと並ぶ欠勤理由の大定番ではないだろうか?

 

例え事実だったとしても、これは認めてはいけない。

これを認めると、他の従業員も同様の理由で休みだす

しかもタチの悪いことに、葬式ではなく、

通院であるため何度でも使える手法である

本来は有給休暇をとって行くべきではないだろうか?

それでも、道徳的な面から、簡単に駄目とは言えないのがツライところ

※繰り返します。決して ウソだと、疑っているわけではありません

「わかった。どこの病院に何時から予約してるん?」

   ( 細かくツッコんで聞いてみたらどうなるだろう )

Fくん

「あー えー。えーと」しばらく間があく。

「うん? どこの病院なん?」

Fくん

「あの~ ○○○病院に3時からです。前から決まってたんです」

・・・ (今だいぶ考えてたような)

たいていの大病院の診察は午前中のみである。

手術などが入っていたりで、午後は診察はしていないことがほとんどである

前から決まっているのであれば、なおさら午前中に診察をするだろう

たまに歯医者や眼科などの個人医院が

「木曜日のみ15時~診察」とかやっているくらいである

※繰り返します。決して ウソだと、疑っているわけではありません

「おばあちゃんの病名は?」

Fくん

「あの~ え~と・・・・あ、腰が悪いようです」

・・・ (今だいぶ考えてたような)

「信じてないわけではないけど、

診断書と病院の写真を出勤のときに持ってきて。それなら17時出勤でいいよ」

Fくん

「えっ そんなのいるんですか・・・」

「どうした?もってこれるやろ?」

考えるFくん・・・ しばらくの沈黙。

そして約1分後。彼は口を開いた

Fくん

「あの~ え~と・・・・わかりました。

  おばあちゃんにはタクシーで行ってもらいます」

「ホンマにそれでいいの? 

何なら領収書もらってくるならタクシー代を会社から出すよ」

Fくん

「いえ。それは・・・えーと・・・自分で出します・・・」

 

結局 連れていかんでええんかい!!ほんまにどないやねん

※繰り返します。断じてウソだと、疑っているわけではありません

偶然にも、これは

Fくん常連のパチンコ店が新装開店する前日のお話だったのである。

本当に奇妙な偶然である。






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