本日は私の遠い昔を振り返ってみたい
私は大学時代、京都の祇園のとあるクラブでバイトしていたことがある
クラブと言っても、踊るほうではない、お姉さんのいるほうのクラブである
遠い昔の話ではあるが、今も忘れられないエピソードがある
このクラブはママがオーナーで、中年の男性マネージャーが店を仕切っていた。
このおっさんがとにかくダンディなのである。
とはいえマネージャーはあくまで、雇われている身である
このマネージャーは、アウトロー的な武勇伝を多く持っていて、
それでいてダンディズムにこだわる。
我々若造のアルバイト連中からは尊敬されている
カリスマ的なおっさんであった。
だがそれはあくまで仕事以外の部分でのカリスマであった。
このおっさんは
例えるなら、橋本龍太郎を若くして、悪くしたような風貌である。
髪型は当然オールバックで、たまに葉巻を吸う。
その日彼はブランデーを厨房に置き、
ブランデーを飲みながら仕事をしていた。
わかりやすいダンディズムである。
そこには
アイスペールやミネラルウォーターセットもちゃっかり置いてある
しかしそれは店のブランデーである。商品である
仕事中に店の商品であるブランデーを飲んでいるダンディーなオッサン。
そこへいつものようにママが出勤してきた。
運の悪いことにママがブランデーセットを発見する。
普通なら あちゃ~~~やっちまったあ である
ママ
「○○さん(おっさんマネージャーの名前)!!
これは何? あなたはお酒を飲みながら仕事をしているの?」
ママ 激怒である。 まあ当然ですわな。
そのあとのマネージャー氏の台詞がかっこよかったのだ
おっさんマネージャー
「あ~これねえ。自分で買ってきて、
自分の酒を飲んどるんですわ」
ママと我々 ぽか~ん
その言い訳って、まずウソですよね。
そんなわけないやん。
さらに自分で買ってきた酒なら、仕事中に飲んでいてよいのか?!
これって問題のすりかえ???
いや すり替えにすらなってないか?
おもしろいおっさんでした
職場であったおもしろエピソード集。職場の面白い人たちをまとめていきます。