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仕事をするための場所を探していたり、起業をする方であればオフィスを探していると、コワーキングスペースというキーワードを耳にすることがありますよね。しかし、コワーキングスペース自体がよくわからず、利用していないという方も多いかと思います。そこで本記事では、コワーキングスペースについてご紹介し、コワーキングスペースのメリットやデメリットもご説明します。コワーキングスペースの利用を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
コワーキングスペースについてご紹介します。
コワーキングとは、「共同の」という意味の「Co」と「働く」という意味の「work」から成る造語で、いろいろな種類の人たちが共に働くという意味です。個人事業主や起業家をはじめ、ノマドワーカーやテレワークをする会社員など、仕事をする場所が自由な人たちの働くスタイルとなっています。コワーキングは、2005年頃にアメリカのサンフランシスコではじまったとされており、世界には14,000箇所を超えるコワーキングスペースがあります。また、日本には2010年頃にコワーキングの概念が広がってきました。
コワーキングスペースは、日本全国に348箇所あります。また、うち47%が関東地方にあり、その多くが東京にあります。個人事業主や起業家をはじめ、ノマドワーカーやテレワークをする会社員を中心に利用されています。コワーキングスペースでは、設備を共同利用するためコストを抑えられます。起業したばかりでまだ従業員が少ない場合にも、コワーキングスペースの利用はおすすめです。
シェアオフィスとは、企業や個人など複数の利用者が共有して利用するオフィスのことです。利用方法はコワーキングスペースと似ていますが、コワーキングスペースでは利用者間の交流や共創も大きなポイントとなっているのが違いです。
レンタルオフィスとは、必要な時に借りられるオフィスです。レンタルオフィスでは個室や半個室となっている場所を借りられるのが大きな特徴となっており、コワーキングスペースとの違いとなっています。専有スペースがあることが大きな違いと覚えておきましょう
多くのコワーキングスペースには、大きく2種類の利用プランが用意されています。
月額制の利用プランは、月額の料金を支払うことでコワーキングスペースを利用できるプランです。月額制では、利用者のニーズに合わせたプランが用意されていることが多くあります。例えば、平日の日中だけ利用できるプランや、週末だけ利用できるプランなど、店舗によってもさまざまなプランが用意されています。コワーキングスペースの利用頻度が高い方や、起業したばかりでオフィス代わりの場所が欲しいという方におすすめです。料金はプランによっても異なりますが、月額数千円程度で利用できるプランから、月額10万円を超えるプランまでさまざまなプランがあります。
ドロップイン制とは、1日ごと、もしくは時間ごとの利用で料金を支払いコワーキングスペースを利用するプランです。ドロップイン制では自由席しか利用できない場合が多いですが、他の設備は月額制と同じように利用できます。また、月額制では利用するまでに登録で時間がかかることがありますが、ドロップイン制なら料金を支払えばすぐに利用できるのも大きなメリットです。移動が多いなど、コワーキングスペースの利用頻度が低い方や、月額制を利用する前にお試し利用したいという方におすすめです。料金は時間ごとに数百円から利用できることが多く、1日利用でも2,000円前後くらいが相場となっています。
コワーキングスペースで提供されているサービスについてご紹介します。
多くのコワーキングスペースではWi-Fiや電話のインフラが提供されているので、ノートパソコンを持っていくだけですぐに仕事を行えます。しかし、コワーキングスペースのWi-Fiを利用する場合には、インターネットの回線速度に注意が必要です。回線の種類や利用者の混雑具合によっても回線速度が異なるので、実際に使用しながら快適にインターネットが使えるか確認しましょう。
ほとんどのコワーキングスペースでは、ビジネスに使用できる会議室が用意されています。また、静かな環境が欲しいという人用に、個室スペースが用意されているところもあります。いつでも利用できるのではなく、事前予約制の場合がほとんどです。
コワーキングスペースには、フリードリンクが用意されているところも増えています。冷蔵庫にあるドリンクが無料となっていたり、併設されたバーでこだわりのドリンクを作れる場所もあります。
コワーキングスペースによっては、キッチンが設置されているところもあります。料理教室を行うこともできますし、パーティーを行い交流の場としても利用できます。しかし、キッチンの利用が目的となるようなコワーキングスペースでは、菓子製造禁止であったり、一部の資格保持者以外使用禁止であったりする場合があります。キッチン使用時には注意しましょう。
固定電話や住所番号を提供するサービスを行っているコワーキングスペースもあります。電話代行などを行う秘書サービスを行っているところもあるので、個人事業主になったばかりという人にもおすすめです。
法人登記用に住所利用ができるコワーキングスペースもあります。法人登記に使った氏名と住所は公開されてしまうため、事業用に自宅以外の住所が欲しいという方におすすめです。
ビジネス分野の専門家から支援を受けられるコワーキングスペースもあります。本来、コンサルを利用しようとすればそれなりの資金が必要になりますので、こういったサービスは積極的に利用しましょう。
コワーキングスペースのメリットをご紹介します。
コワーキングスペースを利用すれば、固定費をおよそ月1万円から3万円程度で抑えられます。例えば、オフィスとしてマンションの1室を利用する場合、家賃だけでも月に数万円必要になります。また、賃貸オフィスを利用する場合、家賃だけならコワーキングスペースと同じくらいに抑えられます。しかし賃貸料金以外のランニングコストや、事業をはじめたばかりであれば設備投資などの初期費用が発生します。
コワーキングスペースなら、必要な時間だけ利用して作業ができます。カフェやファミレスを利用するという人もいますが、コワーキングスペースなら周りの目を気にせずに作業ができるので、ストレスなく作業ができます。
同じ空間に仕事をしている人たちがいると、自分が仕事に集中しやすい環境を作れます。一人だけで仕事をする方が集中しやすい印象がありますが、一人だと好きに休めてしまうため、怠けてしまうことがあります。
コワーキングスペースなら、いろいろな業界の人たちと接点が持てるようになるため、新たなビジネスチャンスを作ることもできます。コワーキングスペースの大きな特徴である利用者間の交流や共創を実現するため、それぞれの店舗では室内レイアウトを交流が生まれやすい設計にしたり、休憩所を作ったりといった工夫がされています。一人だけで仕事をしていると、他者との交流が減ってしまうので新しい情報を掴めなくなってしまうこともあります。
コワーキングスペースには、軽い打ち合わせができるフリースペースや、個室の会議室が設置されていることも多くあります。打ち合わせや会議をカフェやファミレスで済ませるという人もいますが、座席の確保や騒音、セキュリティなど、不都合となる点が多くあります。
コワーキングスペースには、Wi-Fi環境やプリンターなどのオフィス機能が充実しています。また自由に使える電源の数も豊富にあります。最近はカフェやファミレスでもWi-Fi環境が整っていることもありますが、座席の確保が難しかったりなど、やはり不都合となる点が多くあります。
コワーキングスペースのデメリットについてもご紹介しておきます。
コワーキングスペースは多くの人が利用するので、賑やかな雰囲気になることもあり、雑音が気になることもあります。周囲の音や話し声を気にしてしまうという人は、個室やブースのあるコワーキングスペースを利用しましょう。
人気のあるコワーキングスペースは、混雑で作業スペースが確保できないこともあります。最近は混雑状況をホームページなどで確認できたり、座席の予約ができたりするコワーキングスペースもありますので、確認してみましょう。
コワーキングスペースにはいろいろな人が出入りするため、リアルのセキュリティとネット回線のセキュリティ面が甘くなりがちになってしまうことがあります。規則や制度を整備したり、業務の切り出しを工夫したり、システムを見直したりなどで対策を行いましょう。
コワーキングスペースはドロップインで利用する場合には、法人登記や郵便転送などのサービスは利用できません。これらを利用するには月額料金で契約する必要があります。でも月額料金で契約しても、毎日コワーキングスペースまで通勤するでしょうか?打ち合わせをするときだけ月に数回程度しかコワーキングスペースへ行かない。そんな方はバーチャルオフィスとの併用が最もコストパフォーマンスが高いのでオススメです。
◆住所利用→バーチャルオフィス
◆商談利用→コワーキングスペースのドロップイン
バーチャルオフィスとは実際に事務所を借りることなく、格安で住所や電話番号のみをレンタルできるサービスのことです。起業すると名刺やホームページ、パンフレットなどに所在地を記載しなければなりません。そんなときに自宅住所を公開したくない方へ向けたサービスなのです。
コワーキングスペースには、他のオフィスにはないたくさんのメリットがあります。交流や共創といった部分が魅力的に感じるのであれば、ぜひコワーキングスペースの利用を検討してみてください。あなたのオフィス選びに参考になれば幸いです。
起業に必要な住所や電話番号のみをレンタルできるバーチャルオフィス。全国には数多くのバーチャルオフィスがありますが、京都でお探しなら京都バーチャルオフィスへお任せ下さい。弊社ならではの強みや料金、サービス内容をご説明いたします。
◆京都バーチャルオフィスの特徴◆
京都バーチャルオフィスの強みは以下のとおりです。
・サービス内容に応じて選べる4つのプラン
・京都御所から徒歩1分の好立地
・月額2,000円〜!エリア最安値に挑戦中
・電話番号取得・転送サービス付きでも月額6,500円〜
・書類であれば無制限に転送
・商談スペースもあり
特に月額料金の安さには自信があります。もし低コストで開業したい、初期費用を抑えたいとお悩みなら、ぜひ弊社にご相談下さい。
【他社よりも格安でサービスを提供できる理由】
バーチャルオフィスの多くはレンタルオフィスも併設しています。レンタルオフィスとは、デスクや会議室も提供するサービスです。この場合には広い敷地・面積を有する物件が必要になります。また受付や清掃のスタッフも雇用する必要もありますね。しかし当社はデスク・会議室のサービスを排除し、私書箱機能・住所貸し・電話 転送・Fax利用に限定し、発生する経費を削減し、業界最安値を実現いたしました。もちろん来客時の商談スペースは設けておりますのでご安心ください
◆京都バーチャルオフィスのプラン内容◆
京都バーチャルオフィスでは、以下4つのプランをご用意しています。それぞれの料金とサービス内容は次のとおりです。
プラン名 | 料金/月額 | 主なサービス |
エコノミー |
|
・名刺やHPに住所記載 ・住所の法人登記 ・郵便受け取りと転送なし ・ポストへ社名表示なし |
スタンダード |
|
・名刺やHPに住所記載 ・住所の法人登記 ・郵便物の転送 |
ビジネス |
|
・名刺やHPに住所記載 ・住所の法人登記 ・郵便物の転送 ・電話番号取得・転送 ・スマホから市外局番通知可能 |
プラチナ |
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・名刺やHPに住所記載 ・住所の法人登記 ・郵便物の転送 ・電話番号取得・転送 ・スマホから市外局番通知可能 ・FAX利用・転送 ・商談スペース (月10時間まで無料) ・フリーダイヤル利用 |
このように、プランごとに料金やサービス内容が異なりますので、ご希望に合ったプランをお選び頂けます。どのプランが適切か悩んだ際は一度ご相談下さい。京都バーチャルオフィスでは、適切なプランをご提案し、皆様のビジネスをサポートいたします。
京都市内に所在地を置くバーチャルオフィスには東京や大阪など他府県にあるバーチャルオフィスにはない大きな特徴があります。これは京都市内特有の独自の風習から来ているものであると言えるでしょう。京都のバーチャルオフィスは、バーチャルオフィスを使っていることがバレにくいのです。その理由とは
京都バーチャルオフィスについて
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