私が副業で運営していた5件の民泊では様々なイベントを開催していました。この記事ではゲストハウスで行っていたイベントを紹介していきます。
私が民泊運営を副業で開始してからしばらくすると、京都ではどんどんホテルが建設されていきました。通常、京都で新しいビルが建つといえば、そのほどんどはマンション。しかし2015年あたりから新しく建設されるビルと言えばホテルになり、ホテル建設ラッシュが続きました。京都の中心である三条河原町周辺にあったゲームセンター兼ボウリング場跡もホテルが建ちました。遊ぶ場所や買い物をしていた場所がホテルになっていく現状。これって本末転倒な気もします。ホテルだらけになったら遊ぶ場所がなくなり、逆にホテルに泊まる意味がなくなるのでは?とは言っても時代の流れは変えられないようです。
このホテル建設ラッシュは令和元年である現在も続いていると言えるでしょう。最初は調子がよかった私の民泊も、これではホテルにお客様を取られるのではないか?ガンガン競合が増えていく。こんな危機感を覚えました。これは何とか対策を練らなくては?そこで色々考えてみました
■建物のハードとしての質。綺麗。おしゃれ。設備も充実。
■従業員の接客。サービスの質
■立地。アクセス
フロントやロビー、お風呂、屋上、家具などでは圧倒的に負けているでしょう。かといってこれらの設備を民泊物件に増設するのは金銭面でかなりハードルが高いです。仮に設備を増設したとしても中途半端になり、いずれにしろホテルには勝てないでしょう
■アットホームさ
■宿泊者同士の交流
■ホスト(従業員)との交流
この3つは民泊やゲストハウス、ユースホステルならではのセールスポイントです。しっかりしたホテルではなかなか提供できない要素です。ホテルや旅館と同じ土俵で勝負せずに、全く別の土俵で勝負することにしました。それではこの3つの要素を具体的にサービスとして表現するにはどうすればいいでしょう?
それはやはり想い出作りなんです。ホスト(従業員)が講師となって文化を体験してもらう。外国人観光客に日本ならではの経験を提供する。納豆を一緒にたべるだけでも盛り上がります。建物のハードとしての質がショボくても、部屋が汚いなどのマイナス要素があっても、補えます。ゲストと仲良くなれば宿泊施設に対して悪い印象は残らないのです。宿泊予約サイトの口コミやレビューにもつながります
率直に言えば、副業民泊は予算がないのです。だから設備投資にもお金をかけられないのです。そのため独自のサービスを提供するにあたってもお金をかけないことが条件です。この条件のもと様々なイベントを考えてゲストハウスで実施してきました
京都駅から徒歩10分。5月1日からゲストハウスをスタートしました。外国人の名前を漢字に変換してTシャツを作るサービス付き。#airbnbhttps://t.co/czjdziRCLY pic.twitter.com/JhndCHJ2zx
— 松村裕樹 (@matsumura2ch) 2016年5月3日
管理人担当の友人が、宿泊客の名前を漢字に変換。要は宛字ですね。そして習字教室を開催します。漢字に変換された名前をゲストが自分でTシャツに書くというサービスです。
エアビー日記【名前漢字Tシャツ】
— 松村裕樹 (@matsumura2ch) 2016年5月6日
5月1日から京都駅にてゲストハウスをオープンしました。
このゲストハウスではちょっと変わったサービスを始めました。#airbnbhttps://t.co/dBwrrEeoMr pic.twitter.com/8CVFYtf4DJ
「NICK(ニック)」→「新来」
「Carolyn(キャロリン)」→「綺野路凛」
「Michael(マイケル)」→「米花瑠」
日本に来る外国人観光客は日本が大好きな方がほどんど。日本の名前を持てることに喜んでもらえました。漢字の意味などを説明するとさらに盛り上がりました。そうなんです。欧米人から見ると日本の漢字はクールなのです
Kyoto sta.Guest House 「Calligraphy House」という名前でfacebookページも作りました。Calligraphyとは習字の意味だそうです。このFBページをゲストにシェアしてもらいどんどん宣伝していくという作戦でした。習字教室自体は無料だが、SNSで拡散してくれるゲスト限定のサービスです。物件としてfacebookやインスタグラムに登録ました。宿泊ゲストにはSNS内でもチェックインしてもらうように心がけていました。下記画像をクリックすると当時のFBページが閲覧できます。
予算もあまりかからない。時間も1時間程度。準備もあまり必要ない。スタッフとしても誰でも講師ができる。外国人観光客も喜ぶ。一見、完璧なこの特典。たったひとつだけ弱点がありました。それは中華圏には全くささらないのです。もともと彼らの名前は漢字。なので中国人や台湾人には対象外のサービス。しかしゲストの国籍で最も多いのは中華圏。全ゲストの半分以上を占めていました
このサービスがゲストから最も好評でした。近々民泊抜きの単体で事業として立ち上げてみようと検討中です。旅行の目的が「買い物や観光」から「体験」に移行しているという話を聞くようになりました。宿泊に付属している特典としてではなく、このサービス単体で収益が出るかどうか?また別の機会にレポートしてみますね
海外ではタコ焼き機自体が珍しいので喜ばれますね。これも人気でしたが、そこそこ手間と費用がかかりますね。有料にしたいところです。
これは手間も費用もほとんどかかりませんが、女性ゲストが全く興味を示さないという問題がありましたね。笑。マリオカート大会ならみんなで盛り上がるかな?
忍者の衣装をネットショップなどで購入して飾っておくだけです。オススメのイベントです。他にも舞妓やサムライ、新選組など考えられますね
これは本当に簡単にできてしまいます。他にも折り鶴などもいいですね。意外に折り紙が未経験の外国人観光客っていますよ
好評でしたが、もはや無料サービスの域を超えているような気がします。これは有料で実施するべき企画ですね
このように様々な企画をゲストに提供してきたゲストハウス。すぐにできそうなことばかりなので、どんどん企画して実行していきました。民泊を運営されている方も、どんどん面白い企画を実行していってください。インターネット上での口コミが最重要である現代社会。日本旅行の思い出をゲストと一緒に共有すると、高評価のレビューがもらえるようになりますよ。またリピート率もUPします
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